少しずつ、私が好きな場所のことを書きます

いろは 池袋

最近、牛かつ屋さんが増えている気がします。

秋葉原にある一二三という牛かつ屋さんと、メニューも非常に似ている。わさびと醤油、特製わさびダレ、あとは塩やソースで食べる。これも一緒。

秋葉原に比べてちょっと明るい味だった気がする。お店の明るさかな。

牛かつは薄く衣をつけて、中身はほぼ赤いまま提供される。一人ひとつ石焼きがセットされていて、好みの具合で焼きながら食べる。

できてすぐの頃訪れて、数か月後にまた来ると大行列になっていた。夏は暑いし、地下で電波も悪いので、一人で行くと暇つぶしが困難。

1000円ほどで満足するまで牛肉を食べられるお店はなかなかないから、いつも混んでいるのだろう。店内はさほど広くないし、焼きながら食べるので少し回転も悪い。

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レジの店員さんが丁寧で、いつもいい気分で帰れる。また来ようって思う。接客って大切。

人は去り際が大切だ。客でも店員でも、先輩でも後輩でも、友達でも恋人でも。気持ちよく別れればまた会いたいって思うし、そうじゃなければ、偶然に頼るしかない。そしてその偶然は、決して良くない偶然だ。好きな人も嫌いな人も、次を想像できない別れはだからしんどい。そうなってしまった人とのつまらない会話や、やるせない空気よりも格段に。だからこそ、去り際だけでも仲の良いフリをすれば、偶然って言葉が急に愛おしくなる。

私は今、偶然って言葉が大好き。最初の偶然さえ起これば、こうして素敵なお店や人と二度目の偶然を待てるから。

 

牛かつ いろは(池袋/とんかつ) - Retty